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幼少期、両親が共働きだったこともあり、私は祖父母と過ごす時間が人より多かったと思います。
そんな家庭環境もあり、私は大がつく程の、お爺ちゃん子・お婆ちゃん子でした。

13歳の冬。
夜中に、「もしかしたら、祖母はあなたのことも忘れちゃうかもしれない。」と母から告げられました。
あの日の母の悲しそうな顔は、今でも忘れられません。

そんな祖母をどうにか救うことができないか、行き場のない悲しみと怒り、何もすることができない悔しさを感じながら毎晩眠りについていました。

次第に祖母は、母の予想通り、私のことも母のことも忘れてしまい、老人ホームに入居することになります。

しかし、入居したのも束の間、祖母は、老人ホームをたらい回しにされ、
施設難民となり、その間にも認知症の悪化が見られ、完全に私や親族のことを認識できなくなってしまいました。

そんな時、テレビで「空きがある老人ホームと入居したい人をマッチングするサービス」を開発してる人を目にして、感銘を受けました。

自分も大切な人の抱えている課題・世界の人が抱えてる課題を解決したいと思い、
起業を決意しました。

世界は、テクノロジーの発展により便利な時代になり、社会の成熟により物的豊かさを手に入れました。
しかし、私たちは、テクノロジーを通して、心を豊かにする領域は未成熟だと考えています。

心を豊かにするサービス・プロダクトを開発し続け、暖かい世の中を創ることがリプカの存在意義です。